昨日、SNSで誰のどんな投稿に「いいね」をしましたか?
もし、即答できないのであれば、あなたの顧客も同じ状態かもしれません。
- 仕事のためのはずが、いつの間にか「いいね」をもらうことを追いかけている
- いいねの数に一喜一憂し、本来の目的である「集客」や「売上」を見失いかけている
もし今、あなたがそう感じているなら、この記事は解決の糸口になるはずです。
なぜ、必死にSNSを更新してもビジネスの成果に繋がらないのか。
その根本原因は、あなたの努力不足ではありません。「手順」が間違っているだけです。

私は過去5年間、大手企業で業務改善の社内コンサルをしてきました。
業務フローを整理する中で確信したのは、
動線が整っていない場所で、個人の頑張りを足しても成果は出ないという事実です。
この記事で「集客の動線設計」という視点から、SNSとホームページの役割を整理してみましょう!
SNSを辞める必要はありません。
ただ、「順番」を変えるだけで成果は変わります。
なぜ、SNSの評価は当てにならないのか?
SNSユーザー興味は一瞬で過ぎ去る

SNSは次から次へと情報が流れていくメディアです。
ユーザーは基本的に「受動的」であり、リラックスモードで画面を眺めています。
ユーザーにとって、あなたの渾身のビジネス投稿は、
「アイドルの動画」や「お笑いの切り抜き」と同列にある、
数ある「暇つぶしコンテンツ」の1つとして消費されてしまいます。
SNSの構造上、情報はタイムラインで瞬時に流れ去ります。
深い理解や検討には不向きなメディアです。
ここでの「いいね」は、「購入したい」という意思表示ではありません。
「見たよ」という軽い挨拶、あるいは既読感覚に過ぎないのです。
改めてお聞きします。
「昨日のSNSで、誰のどんな投稿を見たか」覚えていますか?
きっとほとんどの人が思い出せないのでしょうね。(私も思い出せません!)
仕事の休憩中にスマホを見る時、面白い動画で気分転換したいのが本音ではないでしょうか。
わざわざその戦場に出向き、ビジネスコンテンツで勝つには、スキルと根気が必要です。
SNSはあくまで「暇つぶし」の場。
「いいね」は購入意思ではなく、単なる挨拶(既読)に過ぎない。
「いいね」はハードモード突入へのサイン?

SNSにはサジェスト機能があります。
「いいね」がつくと、ユーザーに「似たような投稿」を次々と表示し始める機能です。
SNSの目的は「ユーザーをアプリ内に留めること」。
だからこそ、興味関心に基づき、より魅力的なコンテンツを優先的に表示させます。
そこには、資金力のある競合他社の広告も含まれます。
こんな経験はありませんか?
英会話で役立つフレーズ」というの投稿に「いいね」をした途端に、
大手英会話スクールの豪華な広告ばかり表示されるようになる。英会話にはもううんざり!
SNSだけで勝負するということは、
強力なライバルがひしめく土俵に、自らユーザーを送り込む行為になり得るのです。
SNSは構造上、常に「他社との比較」にさらされる場所でもある
SNSだけでは信じてくれない

ユーザーはSNSで気になった後、必ず「検索」や「プロフィール確認」といった裏取り行動を行います。
その際、整理されたホームページがあれば「信頼できるプロだ」と認識されるでしょう。
しかし、なければ「実態のない怪しいアカウント」と判断され、離脱されてしまうかもしれません。
「SNSでうまくいったら、ホームページを作ろう」という考えは、順序が逆です。
受け皿がない状態でバズったとしても、それは機会損失を増やすだけです。
ホームページは単なる看板ではありません。
散らばった情報を体系化し、信頼を担保する「情報の拠点」です。
気になるなら、過去の投稿を見てもらったら良いんじゃないの?
そう期待したい気持ちはわかります。
しかし、何ヶ月分もの過去投稿を遡らせるのは、ユーザーに多大な手間を強いることです。
「過去投稿をさかのぼることすら、しないのか!それなら来てくれなくていい!」
そう仰るのであれば、そもそもSNS戦略もホームページも不要です。きっぱり辞めてしまいましょう。
過去投稿を遡らせるのは甘え。
興味を持ってくれた人に、確実に情報を届ける「情報の拠点」が必要。
だったら、SNSはいらないのか?
ホームページが大事なのはわかった。
じゃあ、SNSはやらなくていいの?
結論から言えば、SNSも活用すべきです。
ただし、「まずはホームページ。その上で、できるならSNSも」という優先順位です。
個人事業主や中小企業には、時間も予算も限りがあります。
いろんな施策を一気に進められる余裕はありません。だからこそ、順番が重要なのです。
SNSを否定するわけではない。
しかし、リソースの限られる中小規模のビジネスでは優先順位の見極めが重要。
効果を最大化するWeb集客の正しい順番
時代の波に流され、多くの人がSNSばかりに目を向けています。
しかし、お客様が購入に至るまでの流れを考えると、SNSはあくまで「入り口」にすぎません。
その行き先となるホームページがないと、どれだけSNSで人を呼びつけても、
興味を持ってくれた人はそのまま流れ去ってしまいます。
まずは土台となるホームページを作る。その上で、SNSから人を呼び込む。
Web集客は、何をするかよりも「どの順番でするか」が肝心です。
まとめ
SNS運用自体を否定するつもりはありません。SNSの流行には目を見張るものがあります。
ただ、ホームページがあってこそ、SNSでの成果が活きてくるのではないでしょうか。
あなたのビジネスにおける「情報の流れ」はスムーズでしょうか?
間違ったところに注力して、疲弊していませんか?
- 自分のホームページは、受け皿として機能しているんだろうか?
- 今のSNS運用が無駄になっていないか確認したい
- 自分の場合は、まず何を整理すべきなんだろう?
そう感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。ビジネスの状態を無料で診断しています。
ホームページの話をする前に、
まずはあなたのビジネスの現状を整理し、必要な「仕組み」を一緒に考えましょう。
